Archives of the Work Projects Administration and Predecessors, 1933-1943: Final Reports of the State Program, 1943
フランクリン・ルーズベルト大統領が推進したニューディール政策の中でも、公共事業促進局(Works Progress Administration、後にWork Projects Administration、WPA)は最大規模の失業救済事業を統括した機関として知られています。主として非熟練労働者を救済対象として進められた事業は、高速道路、市庁舎、ダム、橋、図書館、空港、工場等の公共施設を建設するために数百万人に上る人々に雇用を提供しましたが、その失業救済事業は芸術文化の領域にもおよびました。
本コレクションは州の最終報告書を収録します。収録文書は、41州(この時点では州ではなかったハワイ、アラスカの2州と、最終報告書が紛失したカリフォルニア、フロリダ、ミシシッピ、ネバダ、ニューメキシコ、ロードアイランド、ウィスコンシンの7州を除く)とコロンビア特別区の最終報告書(42点)と一般ファイル(General File)の他、最終報告書が紛失した7州とヴァージン諸島に関しては新聞切り抜き記事等を集めたファイル(8点)が収録されています。報告書は州の事業の成果を記録し、将来世代への教訓を提供するために作成されました。各州が実施した事業活動の全容、事業を進める際に立ちはだかった障害、各事業に関わる行政、財政、組織上の問題、事業で雇用された人々と事業の成果に関するファクト情報等、本事業を掘り下げる上で必要欠くべからざる事実が詳細に記述された極めて重要な一次資料です。
(マイクロ版タイトル:Archives of the Work Projects Administration and Predecessors, 1933-1943: Final Reports of the State Program, 1943)
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