Confederate Newspapers: A Collection from Florida, Georgia, Tennessee, Virginia and Alabama
1860年12月にサウスカロライナ州が連邦を離脱、その後テキサス、ルイジアナ、ミシシッピ、アラバマ、ジョージア、フロリダの6州も連邦を離脱、1861年2月、アメリカ連合国(南部連合)を創設しました。
1861年4月、サムター要塞で南北間の戦争の火蓋が切られると、ヴァージニア、ノースカロライナ、テネシー、アーカンソーの4州も連邦を離脱、南部連合に加わり、南部連合加盟州は11州に拡大しました。当初短期間で終結すると予想されていた戦争は4年間続き、北軍と南軍合わせて60万人を超える死者をもたらし、アメリカ社会に大きな痕跡を残す結果となりました。
南北戦争が開戦すると、各都市が新聞を発行するほど、南部諸州では多くの新聞が発行されました。当初数百を数えた南部諸州の新聞は、戦局が南部に不利に傾き、編集者、印刷業者、記者らの従軍による人材不足や印刷用紙や活字鉛のコスト高騰により、発行の継続が困難になった結果、南部諸州の発行紙数は急激に減少、中には南部連合派から連邦派に鞍替えする新聞も現れました。最後まで南部連合を支持していた新聞も北軍の勝利によって戦争が終結すると、発行を停止するか、地方紙として発行を継続しました。
本コレクションは、南部連合に加盟した南部諸州のうち、フロリダ州、ジョージア州、テネシー州、ヴァージニア州、アラバマ州において南北戦争期に発行された新聞を収録するものです。南部連合の政治情勢から、南部連合を巡る国際情勢、さらには南部諸州における日常生活や世論の動向を伝える収録各紙は、南北戦争期の歴史資料として他の資料にない価値を提供するものです。
(マイクロ版タイトル:Confederate Newspapers)
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