Electing the President: Proceedings of the Republican National Conventions, 1856-1988
本データベースは共和党大統領候補を正式に指名する共和党全国大会の議事録を電子化して提供するものです。議事録は演説、討論、投票結果、党規約、代議員名簿等で構成されています。1856年から1988年までの全国大会がカバーされます。
1854年、奴隷制に反対する北部の地方政党が統一し、共和党が結成され、1856年に共和党全国委員会が選出され、大統領候補を指名する第1回共和党全国大会がフィラデルフィアで開催されました。1860年の全国大会ではリンカーンを大統領候補に指名、南北戦争の最中に開催され、「全国連合大会(National Union Convention)」と称された全国大会は北部連合支持の立場を取る民主党員も参加し、副大統領候補にテネシー州の民主党員アンドリュー・ジョンソンを指名しました。
1912年の大統領選では前大統領のセオドア・ローズヴェルトが大衆的人気を背景に予備選で現職のウィリアム・タフト(William Howard Taft)のお膝元のオハイオ州予備選で勝利するも、全国大会では財界寄りの陣営が支持するタフトがローズヴェルトの挑戦を跳ね除け、指名を獲得しました。予備選の重要性が次第に高まる中で開催された1964年の全国大会では、アリゾナ州の上院議員バリー・ゴールドウォーター(Barry Goldwater)が指名を獲得します。
1972年の全国大会では、パット・ニクソン(Pat Nixon)がエレノア・ローズヴェルト以来となるファーストレディとして代議員を前にして演説を行いました。