Pacifism, Disarmament and International Relations - Archives of the Fellowship of Reconciliation: Minute Books and Committee Papers, 1915-1960
本コレクションは友和会(The Fellowship of Reconciliation, FOR)の1915年から1960年までの内部文書を収録します。
友和会は第一次大戦勃発後の1914年12月にイギリスで創設されたキリスト教系の団体で、創設当初は非国教徒とクエーカー教徒がメンバーの多数を占めていました。初期のメンバーの多くは、海外で布教活動を行なう中で、民族間の対立が戦争を起こす引金になることを学び、平和主義の考えを広めるために、紛争の現場で紛争当事者に直接訴える手段も取りました。1930年代、マハトマ・ガンディーの非暴力主義思想が広まると、ガンディーから学び、その思想を運動に取り入れることに努めました。公民権運動とベトナム反戦運動が盛り上がりを見せた1960年代には、マーティン・ルーサー・キング、ドロシー・デイ、ティク・ナット・ハン等の有力活動家をメンバーに迎え、運動は最高潮に達しました。21世紀に入っても、FORの活動は続き、イランと欧米諸国の間で緊張が高まった時も、イランにメンバーを派遣し、対話を促すなど、存在感を示しています。現在、FORはキリスト教会のプロテスタント諸派に止まらず、カトリック、ユダヤ教徒、仏教徒等、宗派、宗教の壁を超えた連携を進めています。本コレクションは、総会議事録、執行委員会議事録、文献委員会、プロパガンダ委員会、キリスト教平和主義者経営委員会、第一次大戦委員会、ポスト第一次大戦委員会等、種々の委員会の記録を収録します。
(マイクロ版タイトル:Pacifism, Disarmament and International Relations, Series 2: Archives of the Fellowship of Reconciliation)
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関連分野
- 神学・宗教研究
- 第一次世界大戦