Records of US State Department's Division of Chinese Affairs
国務省中国課(Division of Chinese Affairs)は、中国・香港との外交関係を遂行するために極東局(Office of Far Eastern Affairs)により策定された計画と政策の効力を発揮させるために、1944年極東局の下に設置された部局です。1950年の組織再編により、Division of Chinese Affairs は Office of Chinese Affairs に改称し、Bureau of Far Eastern Affairs の下に置かれるようになりました。
本コレクションは、中国の内政事情と米国の対中国外交政策に関する覚書、報告、声明(Position Paper)、海外駐在外交官や駐在武官からの急送文書(Despatch)、地図、写真を収録します。収録文書は主として、国共内戦や米国の内戦への介入の政治的・軍事的側面に関するものを中心に、国民党と共産党の交渉仲介、中ソ関係、中国での軍事作戦、中国政府高官の活動、国民党政府への財政支援、中華人民共和国の承認をめぐる問題等の諸問題に関する背景資料が豊富に含まれています。
また、中国共産党の勝利が確実な情勢になる中で中華人民共和国建国前夜の1949年8月に発表された、いわゆる「1949年中国白書」(1949 China White Paper)のブリーフィング資料、極東、東南アジア、香港、朝鮮、台湾等、中国周辺地域に関する情報も含まれています。さらに、中国課により最高機密(Top Secret)として機密指定された文書群も含まれています。
※原資料-RG 59, Records of the Department of State, Bureau of Far Eastern Affairs, Office of Chinese Affairs, 1949-1961, Entry 399 and Entry 399A.
(マイクロ版タイトル:Records of the Department of State Records of the Division of China Affairs)
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関連分野
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