Sukarno and the Army-PKI Rivalry in the Years of Living Dangerously, 1960-1963
本コレクションは米国国務省の外交文書(セントラル・ファイル)から1960年から1963年までのインドネシア関係文書を電子したものです。この時期のインドネシアの内政、米国や東南アジア周辺諸国との外交関係が米国の外交文書を通じて明らかにされます。
インドネシアは第二次大戦中の日本軍占領後に独立を宣言、旧宗主国オランダとの戦争を経て、名実ともに独立を達成しました。初代大統領スカルノは米ソ冷戦下の1955年にアジア、アフリカ諸国の首脳を集めたバンドン会議を主宰、米ソや中国とも外交関係を維持し、外交面で大きな成果を挙げました。内政面では、政党、労働者、財界、軍部、宗教界、知識人等の職能団体を国政に参加させ、大統領の指導の下で合意形成を目指す指導民主主義を導入しました。スカルノの権力は軍部とインドネシア共産党という相対立する二大勢力の危ういバランスの上に維持されていました。
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関連分野
- 東南アジア・南アジア研究
- 植民地主義
- 政治学・外交研究
- 20世紀研究
- 現代グローバリゼーション史