World War II, Occupation, and the Civil War in Greece, 1940-1949: Records of the U.S. State Department Classified Files
本コレクションは、1940年から1949年まで米国国務省在外公館の外交官が国務省と交わしたギリシアの政治、経済、社会、軍事動向に関する往復書簡です。第二次大戦中の枢軸国による占領から解放後のギリシア内戦に関する貴重な一次資料です。
第二次大戦中、ナチスに占領されていたギリシアではレジスタンス運動が右派と左派に分断される形で展開されていましたが、戦争が終結すると、政府と共産主義者のギリシア民主軍(Democratic Army of Greece)の間で内戦が勃発、1949年まで戦闘が繰り広げられました。この間、トルーマン・ドクトリンにより封じ込め政策を実施したアメリカはギリシア政府に経済支援を行ないます。内戦はギリシアの政治に重大な影響を及ぼしました。左翼に対する弾圧が行われ、反共と民族主義が公式のイデオロギーになり、軍が大きな政治的影響力を持ちました。
※続編の ギリシア関係 米国務省文書集 1950-1963年 と合わせてご検討ください。
(マイクロ版タイトル:Records of the Department of State Relating to the Internal Affairs of Greece, 1940-1944, 1945-1949)
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