The Bush Presidency and Development and Debate Over Civil Rights Policy and Legislation
本コレクションは、ジョージ・H・W・ブッシュ大統領図書館の所蔵資料より、ブッシュが大統領(1989-1993)および副大統領(1981-1989)在任中に関わった公民権政策に関する資料を集めたもので、1990年公民権法案および1991年公民権法の各背景を中心に、覚書、論点、書簡、法的書類、議事録、立法草案、行政府見解(SAP)、訴訟史、立法史、切り抜き等を含むものです。
文書のほとんどは、C・ボイデン・グレイ(C. Boyden Gray)、フレッド・ネルソン(Fred Nelson)、ネルソン・ランド(Nelson Lund)、リー・リーバーマン(Lee Liberman)らの大統領顧問ファイル由来のものです。これらのファイルは幅広い公民権問題一般をカバーしていますが、大部分は1990年公民権法案(ケネディ=ホーキンズ法案、大統領拒否権により廃案)と 1991年公民権法(成立)に関係しています。
特に興味深いのは、1990年法案において大統領の拒否権発動を回避するために、テッド・ケネディ上院議員(民主党・マサチューセッツ州)とホワイトハウスとの間の妥協を仲介しようとしたジョン・ダンフォース上院議員(共和党・ミズーリ州)の試みに関する書簡を含むネルソン・ランドのファイルです。その他の興味深いファイルとしては、ケネディ上院議員とホワイトハウスの間で見解の分かれた1990年公民権法案の「ビジネス上の必要性(business necessity)」文言に焦点を当てたフレッド・ネルソンのファイルが含まれます。リー・リーバーマンの公民権立法ファイルは、ブッシュ政権の公民権政策の展開を記録し、提案された1990年公民権法案に対する政権の異議の詳細を記述しています。C・ボイデン・グレイのファイルにも、1990年法案、ダンフォース上院議員によるホワイトハウスとの折衝、政権の公民権政策方針の議論などが含まれます。グレイ氏のファイルには、公民権と軍隊、公民権と教育、割り当てに関する背景情報など、その他の公民権問題に関する情報も含まれています。
注: 本コレクションは、ジョージ・H・W・ブッシュ大統領図書館の情報公開法に基づく開示請求 FOIA Requests 1999-0285-F [1], 1999-0285-F [2], および 1999-0285-F [3] から成り、コレクションのスキャニング時点で開示されていたすべてのファイルを含みますが、一部、安全保障またはプライバシーなどの理由により非開示とされた文書についてはその旨を示す「Document Withdrawal/Redaction Sheets」が収録されています。
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