ハリウッドとJ・エドガー・フーバー:俳優・監督関係FBI捜査記録集
ハリウッドとJ・エドガー・フーバー:俳優・監督関係FBI捜査記録集
FBI File: Hollywood and J. Edgar Hoover: Investigations of Actors and Directors
連邦捜査局(FBI)の初代長官エドガー・フーヴァーはハリウッドの映画産業を注視し続けていました。1942年、フーヴァーは俳優、監督、プロデューサー、脚本家等の映画人の共産主義活動に関する報告書の作成をFBIロサンゼルス支局に命じました。
1940年代前半に始まったハリウッドに対するFBIの監視活動は戦後の冷戦期に本格的なものになり、共産主義者、左派、共産主義のシンパと疑われる人物に対する諜報活動により蒐集された情報は、ハリウッドから共産主義者を追放することを目的として下院非米活動委員会で使われました。
本データベースはハリウッド映画人に対するFBIの監視活動の記録を電子化して提供するものです。収録文書は、映画俳優ギルド会長ロナルド・レーガン等、FBIへの情報提供者の報告、影響力の大きい映画人に関するデータ、共産主義のプロパガンダを含むと見なされた映画に関するFBIの映画評の他、司法省とFBI間で交わされた覚書や書簡、新聞の切り抜き記事、非米活動委員会公聴会議事録の抜粋、ブリーフィングペーパー等で構成されています。
取り上げられている映画人はルシル・ボール、ハンフリー・ボガード、ベルトルト・ブレヒト、ダグラス・フェアバンクス、ジェイムズ・キャグニー、チャールズ・チャップリン、ジュールズ・ダッシン、ウォルト・ディズニー、ハワード・ファスト、リリアン・ヘルマン、ダニー・ケイ、ジーン・ケリー、ピーター・ローレ、グルッチョ・マルクス、ヴィンセント・プライス、エドワード・G・ロビンソン、ジミー・デュランテ、ジェイムズ・スチュワート、グロリア・スワンソン、ジョン・ヘンリー・フォーク、レオ・ハーヴィッツ、ポール・ジャリコ、エイドリアン・スコット、アレック・グネス、スペンサー・トレイシー等々です。
(マイクロ版タイトル:J. Edgar Hoover and Radicalism in Hollywood, Part 2: Investigations of Actors, Actresses, and Directors)