日系アメリカ人強制収容所発行新聞1942-1945年
日系アメリカ人強制収容所発行新聞1942-1945年
Japanese-American Relocation Camp Newspapers: Perspectives on Day-to-Day Life
日本軍の真珠湾奇襲に続く数ヵ月間、日系アメリカ人が日本軍の攻撃を側面から支援するとの脅威から、日系人に対して然るべき措置を講ずるべきだとの多くの声がアメリカ政府のもとに殺到しました。その結果、1942年4月までに、米国市民権保有者か外国人かを問わず10万人以上の日系人が戦時転住局の運営する転住施設への強制移転を命じられました。この強制移転は市民権を侵害しただけでなく、多くの財産が二束三文で売却されたことに見られるように、財産の上でも犠牲を強いるものでもありました。
本資料は、日系人の収容所で発行された新聞を収録します。一部の新聞に欠落があるのを除き、大半の新聞が発行時のまま完全な形で収録されています。記事の多くは英文で書かれていますが、一部日本語の記事もあります。収容所内の日系人が関心を持った出来事を記録するこれらの新聞は、日系人強制収用問題の研究に新境地を開くものです。
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