China and the Modern World: Imperial China and the West Part I, 1815–1881
中国近現代史シリーズ 第5集・第6集は、英国国立公文書館が所蔵するイギリス外務省の対中国一般外交文書(FO 17, Foreign Office: Political and Other Departments: General Correspondence before 1906, China)を2部に分けて漏れなく電子化し搭載します。この時代の中英関係を明らかにするとともに、中国を巡るイギリス、フランス、ロシア、アメリカ、日本、朝鮮、タイ、ビルマ、インド、オーストラリアの動向にも光を当てる画期的資料群です。
さらに、最新のHTR(手書文字認識)技術を適用することで、手稿文書のフルテキスト検索を実現し、手稿資料を多用する歴史研究における新境地の開拓をサポートします。
第1部はFO 17/1からFO 17/872まで(1815年~1881年)を収録し、アマースト中国使節団、第一次アヘン戦争と第二次アヘン戦争後の不平等条約等の外交交渉、太平天国の乱、日清戦争、義和団の乱、清末の革命運動を巡るイギリスの対応から、公衆衛生、法執行、犯罪、タバコ、茶、絹織物、重工業製品等の貿易・通商、イギリスによる土地の租借、条約港システム、さらには海運その他の交通システム、領事館等の建築まで、外交、政治、経済、社会、文化の様々なトピックをカバーしています。
※FO 17/873からFO 17/1768まで(1865年~1905年)を収録する後半編の第2部も合わせてご検討ください。
早稲田大学教授 本野英一先生オンラインセミナー
「イギリス人の目から見た〈中国屈辱の百年〉の始まり」(録画)
イギリス外務省文書を使い、社会経済史の観点から英中関係を分析してこられた早稲田大学教授 本野英一先生をお迎えして、中国「屈辱の百年」のもう一つの歴史についてオンラインでご講演いただきました。こちらの特設ページもあわせてご覧ください。
京都大学准教授 村上衛先生 オンラインセミナー
「海域史・華人史研究からみたFO17の重要性」(録画)
海の民に視点を定めて中国近代史を読み替えてこられた京都大学准教授 村上衛先生をお迎えして、新しい近代中国像をご紹介いただくとともに、イギリス外務省文書「FO 17」の史料的価値についてもお話しいただきました。こちらの特設ページもあわせてご覧ください。
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