The Making of Modern Law: Legal Treatises, 1800-1926
ハーバード・ロースクール、イェール大学、ヨーク大学、コロンビア大学などアメリカ・イギリス・カナダの第一級の法学図書館の蔵書より、19世紀から20世紀初頭にかけて刊行され、英米法学の発展に寄与した法律関係の学術書・論考・実務書約22,000タイトル(25,000冊)を収録するデータベースです。
各時代を代表する法学者や実務家による、英米法のあらゆる分野についての高度な理論書、論考、分析をはじめ、実務者むけの手引書、事例集、書式集、一般読者向けの書籍、パンフレット、演説などさまざまな書籍が収録されており、この時代の法理論や制度の発展、解釈の変化を当事者たちの目線からたどっていくことができ、法制史・法学史はもちろん、政治史・経済史・社会史・軍事史・犯罪史・宗教史・労働史・文学史など、さまざまな分野への学際的な応用が可能な一級資料群です。
《分類項目の例》
法学、法学教育、法制史、法曹、憲法、公法、国際法、海事法、軍法、国防、政治・政府、行政法、立法府、地方自治体、公務員、司法支援、租税、不法行為、交通、裁判記録、家族法、労働法、社会福祉、遺言検認・公証、手続法、教育法、公衆衛生、公共財産、土地利用計画、不動産、農業、商法、倒産、会社法、知的財産法、契約、通信、著作権、宗教、信託・基金、法医学、伝記、参考図書など
《収録文献の例―イギリス法》
中世法学者著作・法律書
- グランヴィル『イングランド王国の法と慣習』(ジョン・ビームズによる英訳と注釈、ジョゼフ・ビールによる序文)
- ジョン・フォーテスキュー『イギリス法礼賛』(英訳)
- ジョン・フォーテスキュー『イングランドの統治』(チャールズ・プランマー編纂)
- リトルトン『土地保有論』
- 『エドワード2世年書(イヤー・ブック)』(フレデリック・メイトランド編、全18巻、5巻欠)
- アイザック・リーダム他(編)『国王評議会判例集1243年-1482年』
近世・近代法学者著作・法律書
- クリストファー・セント・ジャーマン『博士と学徒、あるいは神学博士とイングランド法学徒の対話』
- トマス・エジャートン『エジャートン文書』
- エドワード・クック『イングランド法提要』
- フランシス・ベイコン『著作集』(ジェイムズ・スペディング他編、全14巻)
- トマス・ホッブズ『英語著作集』(ウィリアム・モールズワース編、全11巻)
- ジョン・セルデン『ジョン・セルデンのテーブルトーク』(デヴィッド・アーヴィングの注釈)
- アイザック・リーダム(編)『星室庁国王評議会判例集1477年-1544年』(全2巻)
- エドマンド・バーク『著作・書簡集』(全8巻)
- エドマンド・バーク『著作集』(第3版、全12巻)
- ジェレミー・ベンサム『著作集』(ジョン・バウリング編、全11巻)
- ウィリアム・ジョーンズ『著作集、テインマス卿による評伝付』(全13巻)
- チャールズ・バトラー『文献学・伝記関係著作集』(全5巻)
- ジェイムズ・マッキントッシュ『著作集』(全3巻)
イギリス法全般
- ウィリアム・ゲルダート『イギリス法要説』
- エドワード・ジェンクス『イギリス民事法摘要』(全5巻)
- ジェイムズ・ダルリンプル(ステア伯)『スコットランド法原論』
法制史
- ケイムズ卿『スコットランドのコモンローと制定法の解明』
- ケイムズ卿『エクイティーの原理』
- ウィリアム・ブラックストン『イギリス法釈義』(全5巻)
- ヘンリー・スティーヴン『イギリス法新釈義』(全4巻)
- ジョン・リーヴス『イングランド法の歴史:サクソン人の時代からフィリップとメアリーの治世まで』(全4巻)
- ジョン・リーヴス『イングランド法の歴史:ローマ人の時代からエリザベスの治世まで』(全5巻)
- エドワード・フォス『ノルマンコンクェスト以降のイングランドの裁判官:生涯の素描と様々な注釈』(全9巻)
- エドワード・フォス『ウェストミンスターホール回想録』(全2巻)
- ジョン・キャンベル『王座裁判所主席裁判官の生涯』(全6巻)
- ジョン・キャンベル『古代からヴィクトリア女王の治世までの大法官と国璽尚書の生涯』(全10巻)
- ヘンリー・メイン『古代法:その初期社会史との関係、並びに近代的概念との関係』
- ヘンリー・メイン『東西の村落共同体:オックスフォード講義』
- ヘンリー・メイン『初期制度史講義』
- フレデリック・ポロック『エドワード1世の時代以前のイギリス法の歴史』(全2巻)
- フレデリック・ポロック『コモンローの拡張』
- フレデリック・ポロック『コモンローの天才』
- ポール・ヴィノグラドフ『法における常識』
- ポール・ヴィノグラドフ『荘園の成長』
- ポール・ヴィノグラドフ『イングランドにおける隷農制』
- ポール・ヴィノグラドフ『11世紀におけるイギリス社会:イギリス中世史論集』
- ポール・ヴィノグラドフ『歴史法学序説』
- ウィリアム・サール・ホールズワース『イギリス法の法源と文献』
法理学
- ジョン・オースティン『法理学領域論』(全3巻)
- ジョン・オースティン『法学講義、あるいは実定法の哲学』(全2巻)
- ウィリアム・マークビー『一般法理学の原理との関係において考察された法律要論』
- アルバート・ダイシー『19世紀におけるイングランド法の発展:イングランドの世論との関係において』
- アルバート・ダイシー『19世紀イングランドにおける法律と世論の関係に関する講義』
- シェルドン・エイモス『法の科学』
- シェルドン・エイモス『法理学体系』
- トマス・ホランド『法理学要論』
- フレデリック・ポロック『コモンロー学徒のための法理学第一の書』
- フレデリック・ポロック『法理学・倫理学論集』
- ジョン・サーモンド『法理学、あるいは法理論』
法学教育
- アルバート・ダイシー『イングランド法は大学で教えることができるか:オール・ソールズ・カレッジ開講記念講義』
- ポール・ヴィノグラドフ『サー・ヘンリー・メインの教育:1904年3月1日コーパス・クリスティ・カレッジ開講記念講義』
憲法
- ウィリアム・スタブズ『イングランド憲法史』(全3巻)
- シェルドン・エイモス『イングランド憲法の50年1830年-1880年』
- アルバート・ダイシー『憲法研究序説』
- アルバート・ダイシー『暗闇の中の跳躍:我々の新しい憲法』
- ウィリアム・アンソン『憲法の法と慣習』
- ジョージ・アダムズ『イングランド憲法史』
- ジョージ・アダムズ『イングランド憲法の起源』
- ジョージ・アダムズ他(編)『イングランド憲法資料集』
物権法
- ジェフリー・チェシャー『不動産の現代法』
契約法
- アルバート・ダイシー『契約法』
- ウィリアム・アンソン『イングランド契約法原理』
- フレデリック・ポロック『コモンロー並びにエクイティーにおける契約の原理』
- ジョゼフ・チティ『契約法論』
不法行為法
- フレデリック・ポロック『不法行為法:コモンローにおける民事的違法行為から発生する債務の原理』
- ジョン・サーモンド『不法行為法:イギリス民事賠償責任法論』
商事法
- ジョゼフ・チティ『為替手形と約束手形』
民事訴訟法
- ジョゼフ・チティ『訴答と訴訟当事者論』(全3巻)
- ヘンリー・スティーヴン『民事訴訟における訴答の原理』
刑事法
- ヘンリー・スティーヴン『刑事法摘要』
- ジェイムズ・スティーヴン『イングランド刑事法概観』
- ジェイムズ・スティーヴン『刑事法摘要』
- ジェイムズ・スティーヴン『イングランド刑事法の歴史』(全3巻)
- ジョゼフ・チティ『実務的刑事法論』(全4巻)
- パーシー・ウィンフィールド『裁判手続の共同謀議と乱用の歴史』
刑事訴訟法
- マシュー・ヘイル『刑事訴訟の歴史』
海事法
- レジナルド・マースデン(編)『海洋の法と慣習に関する資料集』(全2巻)
- レジナルド・マースデン『海洋衝突法論』
国際法
- ヘンリー・メイン『国際法:ケンブリッジ大学講義』
- トマス・ホランド『戦争と中立に関する『ザ・タイムズ』への書簡』
- アレクサンダー・コックバーン『国籍:臣民と外国人に関する法』
伝記
- M・E・グラント・ダフ『サー・ヘンリー・メイン:その生涯の簡潔な回想』
- ロバート・レイト(編)『アルバート・ダイシーの回想:書簡と日記』
《収録文献例―アメリカ法》
著作集
- ジェイムズ・ウィルソン『著作集』(全3巻)
- ベンジャミン・フランクリン『著作集』(全9巻)
- ジョン・アダムズ『著作集、孫のチャールズ・フランシス・アダムズによる伝記、注釈、挿絵を含む』(全10巻)
- ジョン・ジェイ『書簡・公的文書集』(全4巻)
- アレクサンダー・ハミルトン『著作集』(ジョン・C・ハミルトン編、全7巻)
- アレクサンダー・ハミルトン『著作集』(ヘンリー・カボット・ロッジ編、全12巻)
- ダニエル・ウェブスター『著作・講演集』(全18巻)
- チャールズ・サムナー『著作集』(全15巻)
- ルーファス・チョウト『著作集』(全2巻)(サミュエル・ブラウンによる伝記含む)
- デヴィッド・フィールド『講演・論考集』(全2巻)
- オリバー・ウェンデル・ホームズ『法律論集』
- オリバー・ウェンデル・ホームズ『講演集』
アメリカ法全般
- ウィリアム・ブラックストン『イギリス法釈義』(全5巻)(セント・ジョージ・タッカーによるアメリカ法に関する注釈付)
- ジェイムズ・ケント『アメリカ法釈義』(全4巻)
- ジェイムズ・ブライス『アメリカ共和国』(全2巻)
法制史
- ルーサー・クッシング『ローマ法研究序説』
- ジェイムズ・エイムズ『法制史講義並びに法学論集』
- ロスコー・パウンド『法制史解釈』
- ロスコー・パウンド『コモンローの歴史と体系論集』
エクイティー
- ジョゼフ・ストーリー『エクイティー法学釈義』(全2巻)(第1版から第14版まで含む)
- ジョゼフ・ストーリー『エクイティー法上の訴答とその付随事項釈義』(全2巻)
- クリストファー・ラングデル『エクイティー法理学の簡潔な概説』
- クリストファー・ラングデル『エクイティー法上の訴答概要』
- クリストファー・ラングデル『エクイティー法上の訴答判例集』
- ジョン・ポメロイ『エクイティー法理学論』(全6巻)
- メルヴィル・ビゲロー『禁反言法論』
- ウォルター・クック『エクイティーに関する判例その他の法源』(全3巻)
法理学
- ジェイムズ・カーター『法:その起源、成長、機能』
- ジェイムズ・カーター『成文法と不文法の領域』
- ジェイムズ・カーター『我々のコモンローの法典化の提案について』
- ジェイムズ・ブライス『歴史・法理学研究』
- オリバー・ウェンデル・ホームズ『コモンロー』
- チャールズ・ウォーレン『合衆国の歴史における最高裁』(全3巻)
- チャールズ・ウォーレン『アメリカ法曹界の歴史』
- ロスコー・パウンド『法学研究序説』
- ロスコー・パウンド『法理学概論』
- ロスコー・パウンド『法理学講義』
- ロスコー・パウンド『法哲学入門』
- ベンジャミン・カードウゾ『法の成長』
- ウェズリー・ホーフェルド『司法の推論に応用される基本的法概念』
法学教育
- ロスコー・パウンド『法学教育の進化:1903年9月19日開講記念講義』
- ロスコー・パウンド『ハーバード・ロースクール』
憲法
- ジョゼフ・ストーリー『合衆国憲法釈義』(全3巻)
- ジョン・ポメロイ『合衆国憲法入門』
- ジェイムズ・セイヤー『憲法判例集:注釈付』(全2巻)
- エドワード・コーウィン『憲法とそれが今日意味すること』
- エドワード・コーウィン『国家主権:条約の力対州の力』
- ザカリア・チェイフィー『言論の自由』
立法
- ルーサー・クッシング『アメリカ議会法:アメリカ合衆国議会の法と実務要論』
- ルーサー・クッシング『議会実務手引』
司法
- ベンジャミン・カードウゾ『ニューヨーク州控訴裁判所の裁判管轄権』
行政法
- ジョゼフ・ビール『地方公共団体法判例選集』
- ジョン・ポメロイ『都市条例入門』
物権法
- ジョゼフ・ストーリー『寄託法釈義』
- ジョン・チップマン・グレイ『不動産譲渡の制限』
- ジョン・チップマン・グレイ『永久的拘束禁止のルール』
- ジョン・チップマン・グレイ『物権法判例その他の法源選集』(全6巻)
- ジェイムズ・エイムズ『信託法判例選集』
- オースティン・スコット『信託法の判例その他の法源集』
契約法
- ジョゼフ・ストーリー『代理法釈義』
- シオフィラス・パーソンズ『契約法』(全2巻)
- クリストファー・ラングデル『契約法判例選集』
- サミュエル・ウィリストン『契約法』(全4巻)
- サミュエル・ウィリストン『契約法判例選集』
- アーサー・コービン『契約法判例集』
売買法
- クリストファー・ラングデル『個人財産売買判例選集』
- サミュエル・ウィリストン『個人財産売買法判例選集』
- サミュエル・ウィリストン『コモンローと統一売買法における動産売買法』
不法行為法
- メルヴィル・ビゲロー『詐欺法論』(全2巻)
- メルヴィル・ビゲロー『不法行為法』(全2巻)
- ジェイムズ・エイムズ『不法行為法判例選集』(全2巻)
- ザカリア・チェイフィー『不法行為に対するエクイティー上の救済に関する判例集』
商事法
- ジョゼフ・ストーリー『為替手形法釈義』
- ジョゼフ・ストーリー『パートナーシップ法釈義』
- シオフィラス・パーソンズ『商事法要説』
- ジェイムズ・エイムズ『為替手形、約束手形、その他流通性手形法判例選集』(全2巻)
- ルイス・ブランダイス『ビジネス、専門職』
- サミュエル・ウィリストン『ビジネス法・流通性手形法講義』
- サミュエル・ウィリストン『商事法・銀行法』
保険法
- ウィリアム・ヴァンス『保険法便覧』
- ウィリアム・ヴァンス『イギリス並びにアメリカの裁判における保険法判例集』
民事訴訟法
- ジョン・ポメロイ『民事訴訟による救済と救済的権利』
- ジェイムズ・エイムズ『コモンローにおける訴答手続判例選集』
刑事法
- エドワード・リヴィングストン『刑事法全集』(全2巻)
- クラレンス・ダロウ『犯罪:その原因と処置』
刑事訴訟法
- ジョゼフ・ビール『刑事訴答と刑事実務』
証拠法
- ジェイムズ・セイヤー『コモンローにおける証拠法判例選集:注釈付』
- ジェイムズ・セイヤー『コモンローにおける証拠法序説』
- ジョン・ウィグモア『証拠法論』(全3巻)
- ジョン・ウィグモア『コモンロー裁判における英米証拠法体系論』(全5巻)
海事法
- シオフィラス・パーソンズ『海事法論』(全2巻)
国際法
- ジョゼフ・ストーリー『抵触法釈義』
短評
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